News - 2024/10/16



【 News 】

2024年度 GOOD DESIGN BEST100を受賞

2024年度『GOOD DESIGN BEST100』受賞

2024.10.16

公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)が、2024年10月16日、グッドデザイン賞の2024年度受賞結果を発表。 2024年度グッドデザイン賞応募総数5,773件のうち、受賞対象は1,579件。

その中でも、独自性、提案性、審美性、完成度などの面において特に優れ、これからの時代のモデルとなるデザインとして、審査委員会により特に高い評価を得た「グッドデザイン・ベスト100 」が公開され、北浜 NEXU BUILDが『GOOD DESIGN BEST100』を受賞いたしました。

北浜 NEXU BUILDについて

西日本初の超高層ビルとして誕生し、築50年が経過したオフィスビルの改修計画。

表層の仕上げを変えるだけでなく、ビルに新たな価値を与えるべく計画に着手した。 もともと殺風景だったビルの公開空地に、地下へ繋がる階段を設け、1Fと地下フロアを一体化した。

公開空地は、緑溢れる公共空間へと変化し、 地下階は光が入る明るい空間に変化。人の流れが引き込まれることで内部の収益性にも繋がる。

ビルのリノベーション完成後、広場や地下階へと人の流れが生まれ、街の景色が変化した。利用者だけでなく地域の活性化にも繋がる計画とした。

【グッドデザイン賞 審査員コメント】

ビルの足元に造られた幾多の公開空地は、魅力がなく、うまく活用されず、ただそこにあるというものも少なくないだろう。このプロジェクトもデザイン前は単なる空地だったが、床に穴を開けることで、地上だけでなく地下の環境も劇的に改善しようと試みている。

地上のデザインとしては、大きな道路沿いで人が居心地よく過ごせるために、まだ改善の余地があるのでは、という意見もあったが、それを差し引いてもなお、他にも転用可能なシンプルだが鮮やかな手法が高く評価された。まさに勇気のある大胆なデザインである。

▼受賞作品掲載ページ

グッドデザイン賞公式サイト >「北浜 NEXU BUILD」

グッドデザイン賞について

グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきた。製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られる。

かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰している。
 http://www.g-mark.org/

北浜 NEXU BUILD Project page

> https://www.iils.co.jp/kitahamanexubuild