Interior design
House Ishino
ライフスタイルが多様化する昨今、家族の住まいかたやスタイルに合わせ、空間を再生させることができるリノベーション。
今回は両親と子ども2人の4人家族が暮らす個人住宅の改装を計画。購入した家は、広がりのある窓からの景色を見渡すことのできる広々としたリビングがとても気持ちの良い空間だった。しかし玄関からリビングへ繋がる通路が曲がって配置されていることでその眺望を活かしきれていない状態だった。
そこで、通路を一直線にリビングへつなぐこと、玄関に入った瞬間に奥の光が感じられるように計画した。またキッチン・ダイニングスペースは広々とひと繋ぎの空間に改造。存在感のある本棚が特徴の一角は、もとは仕切られた和室があった場所だ。さらに、敢えて本棚の上のスペースをロフトに活用したのは、子どもたちが動き回り、遊ぶことのできる場所を空間のおもしろさとして機能させるため。ロフトまで広々と見渡すことができ、キッチンにいても子どもたちの遊ぶ様子が見える。
隠れ家のようなロフトスペースには、子どもたちが元気に動き回り、家具や小物は、ゆっくりと時間をかけて家に合うものを奥さまがセレクト。最近は家で仕事をする時間も増えた旦那さまのため、働くスペースもロフト下に確保し、家族の存在を感じながら、どことなく仕切られた空間が程よいプライバシーを確保する。家族みんなが同じ空間で存在を感じながら、それぞれの時間を楽しむことができる工夫を詰め込んだ空間が完成した。





















Project details
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Location / Area
Chiba / 108㎡
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Date of Completion
2021.03
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Design
Interior design / I I L S. Inc.
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Client
Private owner
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Furniture / Materials / Green
Original
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Photographer
Yoko Okada